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役立ちメモ

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役立つLinux コマンドオプション

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□ ディレクトリの同期をとるコマンド rsync

例:$HOME/Adir と /media/Bdir の同期をとる。

rsync -avz --delete --exclude '*~' $HOME/Adir /media/Bdir 

オプション

-a ::可能な限りファイルの情報を保持してコピー。
-u ::更新されたファイルだけをコピーする。
-v ::詳しいメッセージを表示する。
-z ::ファイルを圧縮する。
-b ::古いファイルのバックアップを作成する。
--exclude '指定ファイル名' ::指定ファイルを除外してコピーする。
-e ssh ::sshを利用して他のサーバ等にファイル転送を行う場合につける。
--delete ::送信元に存在しないファイルを送信先から削除する。

□ gsをつかって複数のpsファイルを一枚にする方法。

例:chap1.ps、chap2.psという二つのpsファイルをout.psに一つにまとめる。

$ gs -dBATCH -dNOPAUSE -q -sDEVICE=pswrite -sPAPERSIZE=a4 -dNOPLATFONTS -sOutputFile=out.ps chap1.ps chap2.ps

※補足: -sDEVICE=pdfwrite とするとpdf出力ができる。

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□ pdftk を用いて複数のpdfファイルを一つにまとめる。

$ pdftk 結合するPDFファイル cat output 出力先のPDFファイル

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□ dvipng, dvigif

Latexを用いると数式を美しく作成することができる。それをプレゼンテーション資料に張り付けたい場合、 それをpngやgifなどの画像ファイルに変換する必要がある。その時、画像の背景色を透過にしたり文字に色を つけたり、ケースバイケースで様々な処理をした画像をつくりたい時がある。Latexではまずdviファイルが 作られるが、dvipngはdviファイルからpngファイル、dvigifはgifファイルをつくるためのコマンドで、 様々なオプションをつけることによって、様々な処理を施した画像ファイルを生成することができる。

オプション
-T :: 画像の大きさを与えるオプション。"-T tight"とすれば余分な余白をなくした画像が生成される。
※Texソースのプリアンブルに
\pagestyle{empty}
をつけないと余白がきれいになくならないことに注意が必要。
-D :: 解像度。"-D 300"のように数値をいれて解像度を指定する。
-bg :: 背景色の指定。"-bg Transparent"で背景が透過。”-bg 'rgb 1.0 0.0 0.0'” (この場合は赤)のように色を指定できる。
-fg :: 文字色の指定。具体的な指定は-bgと同じ。
--gamma :: ガンマ補正。"--gamma 1.5" のように数値を指定する。1より大きいとくっきり。

Example
$ dvipng -D 600 -T tight -bg Transparent Tmatrix.dvi
として生成された画像ファイルは

exp1

背景が透過になっている。パワーポイントなどの背景の色を透過させたい時に便利。
$ dvipng -D 600 -T tight -bg 'rgb 0.0 0.0 0.0' -fg 'rgb 1.0 1.0 1.0' Tmatrix.dvi
とすると

exp1

となる。

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□ convert

convertコマンドはEPS (Photoshopのデフォルト形式)、TIFF (Grabの保存形式)、JPEG (デジカメで一般的)、 GIF、PNG (WWWに適している)、EPS (TeXでよく使う)、さらにはPDFまで、様々なフォーマット間の相互変換を行う ことができる大変便利なコマンド。gifアニメーションも作れる。

オプション
-transparent :: "-transparent white"のように指定(この場合は白)すると指定された色の部分を透過色にして変換する。
-quality :: 変換画質を指定するオプション。"-quality 30"のように指定する。数値は1以上100以下。大きいほど画質は良い。
-resize :: サイズを変換するオプション。"-resize 50%"や"-resize 256x256"などのように指定する。
-type :: ”-type grayscale”でカラー画像を白黒に変換できる。
-rotate :: ”-rotate 90”で画像を90度回転する。
-opaque :: "-opaque black -fill white"とすると画像の白を黒に変換。
-delay ::
$ convert -delay 20 *.gif output.gif
とするとgifアニメーションがつくれる。*.gifの部分にはアルファベット順でファイルが読み込まれる。 20という数字はこの場合、0.2秒間隔で画像を入れ替えるという意味。
-loop ::
$ convert -loop 8 output.gif output8.gif
のようにすると8回ループするgif画像が作れる。

movie1 movie1

学部レベルの量子力学の教科書でお馴染みの3次元球対称井戸型ポテンシャルで散乱問題を解いて作ったgif動画。 右図は入射ビームの平面波波動関数を取り除き、散乱波だけに したもの。ポテンシャルの深さはV0=70MeV, 半径は3fm, 入射ビームのエネルギーは 5MeV。gnuplot及び上述のconvertコマンドを用いて作成。オプションは"-delay 5"とした。 gnuplotで生成した50枚のpngファイルを合成。

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□ ffmpeg

pngなどの画像ファイルからaviやflv形式の動画を作るコマンド。

オプション

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