山野 翼

山野 翼
医学系研究科保健学専攻

[ 自己紹介 ]

学部・修士 立教大学理学部物理

趣味    サバゲー、音楽、スポーツ、格闘技、サウナ他色々

春から大阪に来ました。特にサバゲーに興味がある方、是非ご連絡ください!大体研究室にいます。

 

[ 研究紹介 ]

本学医学物理学研究室では、陽子線治療において「陽子線が腫瘍の何処へ実際に照射されたのか見えない」という課題克服を目指し、患者体内での陽子線照射領域及び線量分布可視化の研究を世界に先駆けて行っています。近年注目されている、超高線量率陽子線治療(Flash陽子線治療)は従来の分オーダーでの照射時間ではなく、10 Gy相当の大線量を1秒以下の短時間照射で行う手法です。Flash陽子線照射による患者体内での陽子線照射領域・線量分布情報を活用した治療においては、陽子線照射時間と同等の秒オーダーでの可視化の実現が要求されます。しかし現状では、人体構成元素から生成される半減期1秒以下の短半減期陽電子放出核種の計測データから、陽子線の飛程や線量を正確に求めるためのワークフローやその推定精度が十分でありません。そこで、短半減期陽電子放出核種由来のActivity分布から陽子線照射領域・線量分布可視化を正確に導出するための手法を確立し、治療に求められる照射線量推定精度を達成する事を研究目的として、陽子線可視化の研究を進めています。

活動・成果