Q & A

「卓越大学院プログラム」とは何ですか?
「卓越大学院プログラム」は、各大学が自身の強みを核に、これまでの大学院改革の成果を生かし、国内外の大学・研究機関・民間企業等と組織的な連携を行いつつ、世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築することで、あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材を育成するとともに、人材育成・交流及び新たな共同研究の創出が持続的に展開される卓越した拠点を形成する取組を推進する事業です。
プログラムの特徴は何ですか?
本プログラムを履修する学生は、基礎から応用まで、様々な特徴を持った加速器施設で多様な分野の共同研究や海外研修に参加し、異分野融合かつ社会とつながった多彩な経験を積むことができます。
本プログラムの特徴については「プログラムについて」のページを参照して下さい。
通常の博士課程との違いは何ですか?
5年一貫(理学研究科、情報科学研究科)もしくは4年一貫(医学系研究科)の博士課程プログラムです。量子ビームに関わる国内外のトップレベル機関・企業と連携したカリキュラムを通じて、多彩な経験を積むことができます。所属専攻以外での研究活動(国内研修)や海外連携機関等での研究活動(海外研修)など、異分野融合や国際連携による共同研究を通じて、高度な専門性と多分野を俯瞰する力、国際的に活躍できるリーダーシップと人的ネットワークなどを築く機会を得られます。
また、本プログラムには多数の企業が参画し、人材育成面で連携しています。博士課程在学時から様々な企業と関わることは、多様なキャリアパスの形成にも役立つと考えています。
履修に当たっての負荷はどれくらいですか?
本プログラムの共通科目群は、各研究科の修了要件の単位としても認められる仕組み(「主専攻型」の教育プログラム)になっていますので、副専攻型の教育プログラムと比較すると負荷は小さいです。必修・選択必修科目および修了要件については「カリキュラム」のページを参照の上、具体的には事務局もしくは受け入れ教員にお問合せ下さい。
進級のための審査はありますか?
プログラム履修開始後2年以内に、博士論文研究の企画書提出と口頭発表によるQE (Qualifying Exam) を行い、本プログラムを継続して履修する資質があるか否かの審査があります。博士論文審査終了時にFE (Final Exam) の審査があります。各研究科における博士前期課程ならびに博士後期課程を修了し、かつ本プログラムの定める履修科目の必須単位を取得しFEに合格することで、本プログラムの修了が認められます。
取得できる学位は何ですか?
所属専攻の学位に加えて、学位記に本プログラムを修了したことが付記されます。
どれくらいの経済支援がありますか?
博士前期課程2年次以降のRA経費による支援の他、QE合格者には授業料の全額を免除します。経済支援の詳細については「学生サポート」のページを参照して下さい。
PQBAは10月入学ですが、4月に入学して10月までに取得した単位はPQBAの単位として認定されますか。
PQBAの授業科目として掲載されている科目であれば、PQBAの単位として認定されます。対象の専攻の大学院生対象科目はほぼ網羅されているので、所属専攻の単位を普通に取ればPQBAの選択必修科目の単位は取得できます。但し、所属専攻以外の科目にも挑戦して下さい。必修の量子ビーム実践研修(国内・海外)についても、プログラムが指定する要件を満たしていれば、プログラム参加前の研修であってもPQBAの単位に認定されます。
 博士後期課程からPQBAに入学するとき、前期(修士)課程で取得した単位はPQBAの単位として認定されますか。
PQBAの授業科目として掲載されている科目であれば、PQBAの単位として認定されます。
他大学から博士後期課程に入学しPQBAの学生となった場合、他大学の博士前期(修士)課程で取得した単位もPQBAの単位として認定されますか。
取得した科目がPQBAの科目として認定して良いかはカリキュラム委員会で判断し、認定します。
PQBA科目には学部の科目も含まれています。PQBAの単位として認定されますか。
PQBAの単位として認定されます。但し、所属する専攻以外の学部の科目が対象となります。所属する専攻以外の他分野を学ぶときに、学部の科目から学習する必要がある場合に対応するものです。
博士後期課程で学振特別研究員に採択された場合、経済的支援は受けられますか。
RA活動に対する報酬は無くなりますが、授業料免除は受けることができます。尚、授業料免除を受けるには本プログラムを継続することが条件になります。