Lakmin Wickremasinghe

Lakmin Wickremasinghe
理学研究科物理学専攻

私は理学研究科の物理学専攻で高エネルギー物理学を専門としている、スリランカ出身の留学生です。趣味は新しいことの学習と体験なので、様々なことに興味を持っています;最近だとアクアスケープ、園芸、ウェブ・デザインやベーキングなどをやっています。

現在、私は ヨーロッパ合同原子核研究機構(CERN)のATLAS実験グループに所属しており、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の陽子・陽子衝突点にあるATLAS検出器を用いて実験を行なっています。私の興味は特に、2012年に発見されたヒッグス粒子と、チャーム・クゥアークの間の結合の強さです。この結合の強さがまだ測定されていない一つの理由はLHCのようなハドロン衝突型加速器ではハドロンによる背景事象が多いからです。しかし、深層学習を用いることでより良く信号と背景事象を分別できることが分かってきていて、私もその一部の深層学習アルゴリズムの開発に関わっています。

更に、私はATLAS検出器の最内層にあるシリコン検出の運転とアップグレードにも関わっています。

このような研究を通して、多岐に渡る知識と経験が‘身についたと感じます。私の望みはこの知識を活かして、いつか世界の問題解決に貢献することです。

活動・成果