松井 昇大朗

松井 昇大朗
理学研究科物理学専攻

核物理研究センター加速器研究部門に所属しています。休日は、日帰りで行ける山々を登り渡っています。来年は本格的な登山として、富士山を目指します。

私は、量子ビームを作り出す加速器の研究をしています。加速器は、じゃがいもから核のゴミ問題、宇宙の探究まで非常に幅広いことに使える人類最高の道具です。その中でもサイクロトロンは社会利用に適したコンパクトな加速器です。近年、新たなサイクロトロンとして、従来型サイクロトロンの常識となっている鉄心を使用しない次世代型の高温超伝導スケルトン・サイクロトロンが提案されました。そこで私は、病院内でα線核医学治療に必要なRIの生成を始め、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)や、PET、SPECT検査など、様々な放射線診断、治療を1台でまかなえる自己遮蔽型スケルトン・サイクロトンとして研究開発を行っています。また、この研究を通して誰もが加速器をより身近に感じられるように尽力したいと考えています。

活動・成果